3月8日は城西国際大学のアンドリュー・ホルバート先生に卓話をいただきます。
去年、難民支援協会のブライアン・バーバーさんと田中志穂さんに卓話に来ていただきましたが、
難民支援協会が12月に開催した「ドイツはなぜシリア難民を受け入れるのか?」というセミナーで、
その時のメインスピーカーの一人でしたホルバート先生は、ご自身が元ハンガリー難民で、
カナダに移住してジャーナリスト、研究者になった経験をお話しして下さいました。
ヨーロッパの歴史を踏まえたヨーロッパにおける難民受け入れの動向、ご自身の経験などが、
とても興味深かったので、東京愛宕RCでの卓話を依頼しました。
卓話の仮題は「ヨーロッパの難民受け入れ状況~日本への示唆」です。
12月は、まだドイツがシリア難民に対して歓迎ムードでしたが、
報道で見られるとおり、現在はメルケル首相に対する批判の声も高まっているようです。
状況が日々変化する中で、有意義なお話が聞けると思います。
先生は、日本語が堪能ですので、日本語で卓話していたただきます。
難民としての経験を持つヨーロッパ人のお話しを日本語でお聞きできる機会ですので、
皆様、楽しみにしていて下さい。
アンドリュー・ホルバート先生 略歴
1946年:ブダペスト生まれ。
1956年:ハンガリー動乱後、カナダへ亡命、カナダ国籍を取得。
1971年:ブリティッシュ・コロンビア州立大学で修士号を終え、
AP通信、「Los Angeles Times」、イギリス「The Independent」東京特派員などを歴任、アジア各国を取材。
1988~89年:(社)日本外国特派員協会会長
1994~95年:安倍フェローとし てスタンフォード大学で一年研究
1997年:米国ワシントンの全米外国語研究所で6ヶ月言語政策研究
1999年~2005年:アジア財団駐日代表
2008~2013年:スタンフォード大学京都センター講師兼所長。
現在に至る。
著書:「開国のススメ」(講談社)Japanese Beyond Words (Stone Bridge Press)など。